(第1回)なぜ英語学習から自閉症児の言葉を考えるのか?

私の英語能力は日本語のそれに比べてとても低く、英語で読んだり話をしたりしているときに子どもたちが訴える「わからない」に遭遇することがよくあります。複雑で高度な英文は言葉をなぞって読んでいるだけで読解できていない、テーマが自分の専門外になるとスピーチの内容がわからないなど、凸凹発達の子どもたちや自閉症児が持つ言葉の困りごとを私も疑似体験しているのでは?と思うようになりました。そんなときに、「先生の頭の中はこうなってるんだけど、あなたはどう?」と子どもたちに聞いたら、「それ、あるある~!」となったのです。そこでもし私の英語への困難さが軽減されれば、その経験、たどった道が子どもたちの言葉の習得に役に立つのでは?と思い始めました。絵空事、もしくは見当違いかもしれません。でも今はチャレンジの価値あり!と思っているので、忘備録の意味も込めてここにいろいろな気づきを書き綴っていこうと思います。